腰椎分離症とは
腰椎分離症とは、椎弓と呼ばれる腰の骨(腰椎)の一部が疲労骨折してしまっている状態です。腰やお尻、太ももに痛みや痺れが生じ、特に腰を反らせたり捻った時に痛みが増すことも特徴の1つです。
腰椎分離症の原因と症状について
まずは腰椎分離症の原因についてご説明します。腰椎分離症は、骨が未発達な時期に次にあげているような腰に過度な負担がかかることが原因で引き起こされると言われています。
※ 稀に先天的な原因で発症する場合もあります一般的に言われている原因
- ジャンプや腰をひねる動作などを繰り返すスポーツをしていた
- 姿勢が悪い状態で長時間座る
- 高強度の運動
次に、腰椎分離症による痛みや痺れについて解説していきます。分離しているから痛みが出る、と思われるかもしれませんが、腰椎分離症だからといって必ずしも痛みや痺れが出るわけではありません。実際、分離していてもそれに気がつかないまま大人になり、他の理由で病院を受診した際にレントゲンを撮った結果、腰椎分離症と診断されたという方も少なくありません。このことからも分かるように、分離していること自体は痛みや痺れの原因ではないと言えます。
腰椎分離症の改善方法
腰椎分離症と診断される方の特徴として、大腰筋の硬さが見受けられます。この図のように大腰筋は、太ももの骨の内側から骨盤の前を通り、各腰椎(腰の骨)に付いています。この筋肉が硬くなり縮むことで、腰椎を縦に圧迫するように負担がかかります。
また、大腰筋は立ち上がるときに伸びます。その大腰筋が硬くなっていると腰椎が前へ引っ張れれる形になり腰に負担がかかります。そうなると腰を反らす、回すという動作が困難になっていきます。腰椎分離症の痛みや痺れの改善には、この大腰筋をしっかり調整し硬さを取り除くことが必須と言えます。
当院の施術例
- ご利用者さま
- 30歳 女性(鎌倉市在住)
- カウンセリング内容
- 足の痺れが気になり病院へ行ったところ腰椎分離症との診断。数ヶ月鎮痛剤と湿布を使いながら安静にしていましたが、痺れが強くなり当院へいらっしゃいました。仕事中(デスクワーク)座っているのが辛いほど痺れてくる状態でした。
- 施術内容
- 足首・足・お尻・腰をメインに調整をし、更に首と肩を調整しました。施術後痺れは10→2へ。腰への負担が大きい生活パターンであったため、戻りも早いことが考えられました。痺れが出にくい座り方をお伝えし、6回目の施術後には仕事中座っていても痺れを感じない程に改善。3ヶ月経つ頃には、休日にヨガやトレーニングを楽しめるようになりました。