四十肩・五十肩とは
肩を動かすと痛い、腕が上がらない、シャツを脱ぎ着するのが辛い―。このような症状は、一般的には「四十肩」や「五十肩」と呼ばれていますが、正式には「肩関節周囲炎」といいます。急性期は、肩を動かした時に激しい痛み、ひどいときには眠れないほどの痛みといった症状が現れることもあります。
四十肩や五十肩は肩関節まわりの筋肉や靭帯の炎症ですが、捻挫などの炎症に比べて痛みの期間が長いのが特徴です。炎症が治まったあともしばらく痛みが続いたり、関節の動きに制限がかかってしまうことがほとんどです。また、放っておいても痛みを感じなくなることもあり放置される期間が長くなり回復が遅くなること、左右交互に症状が出る方が多いこともまた特徴のひとつです。
四十肩・五十肩の原因
実は四十肩・五十肩の原因は医学的に解明されていませんが、主に加齢によって肩周りの筋肉や靭帯が硬くなり、組織が炎症を起こすことで発症することが多いと言われています。
一般的に言われている原因
- 老化による靭帯や腱の硬化
- 同じ姿勢でいることが多い
- 運動不足
四十肩や五十肩は自然に治ると言われていますが、長期間肩をかばって生活することで普段の姿勢自体が崩れ、他の部分への負担が増えることはもちろん、肩周りの負担も更に増え、改善するのにとても時間がかかるので注意が必要です。
当院では四十肩・五十肩の原因は体液(血液・リンパ液・脳脊髄液)循環不良と考えます。特に四十肩・五十肩の方は腰痛の方などと比べても全体的な筋肉の硬さや姿勢の悪さが目立つ傾向にあります。
四十肩・五十肩を改善するには
四十肩・五十肩の改善に必須なこと
- しっかりとした水分補給
- 姿勢の改善
- 肩甲骨を動かす習慣
四十肩・五十肩を改善するためには、この3点が特に重要になってきます。整体に行って痛みが取れたからといって、今までの習慣のまま生活をしていると再発する可能性が格段に上がります。いま出ている症状を改善し今後も再発させないためには、施術を受けて終わりではなく、日ごろの生活から気を付けていく必要があります。
当院の施術例
- ご利用者さま
- 46歳 女性(横浜市在住)
- カウンセリング内容
- 何度も四十肩を繰り返していたため、症状が出ても痛くない範囲で身体を動かし騙し騙しの状態で過ごされていました。しかし、ある時初めて生活に支障が出るほど痛みが出てしまい、鎮痛剤も効かなくなったところで当院へいらっしゃいました。
- 施術内容
- 肩周りはもちろんですが、手のひらまで硬くなっていたため、手の指・腕・肩甲骨・首・肋骨をメインに施術しました。さらにお尻・太もも・股関節を調整し、痛みは10→8へ。日常生活で痛みを感じなくなるまで10回ほど施術しました。
四十肩・五十肩の症状が出てから日が浅い方の多くは、1〜3回の施術で痛みなく手を上げることができるようになります。長年放置してしまうと、改善までの時間も比例して増えていきますので早めのケアをオススメしております。