変形性股関節症とは
人体の中で一番大きい関節である股関節は、体重を支えるだけでなく「歩く」「座る」「立つ」など日常生活の要となる関節です。
変形性股関節症は、なんらかの原因により股関節の軟骨がすり減ることで、股関節の痛みや歩行障害、骨の変形が生じる疾患と言われています。
初期段階では、歩き始めなど動作のはじめに足の付け根に痛みや違和感を感じ、場合によっては太ももにまで痛みが生じます。進行するにつれ、安静にしていても常に痛みを感じる、長時間の歩行が辛くなるなど、日常生活に支障が出るようになります。また、骨の変形や痛みをかばった生活を続けることで、身体のバランスが崩れ腰や膝など違う部位にまで痛みなどの不調をきたす場合があります。
変形性股関節症の原因と改善方法
一般的に言われている原因
- 加齢
- 肥満
- 先天性のもの
- 筋肉の衰え
しかし、上記のような原因によって骨格のゆがみや股関節の変形があっても、痛みなどの症状がない方もいます。ではなぜ変形性股関節症になる方・ならない方がいるのでしょうか。
当院では変形性股関節症の原因を、体液(血液・リンパ液・脳脊髄液)循環不良と考えています。人間の身体は体液の循環によって老廃物の回収や栄養供給をしています。変形性股関節症で痛みなどの症状がある方は、この体液循環が悪くなっているのです。
体液循環が悪いと“回復力”が落ちます。つまり、体液循環不良=回復力の低下ということが言えます。回復力を上回って股関節に負担がかかることで日に日にダメージが蓄積し、その蓄積が一定量を超えると痛みが生じる、といったイメージです。
変形性股関節症は、加齢や軟骨のすり減りが原因のため手術しか方法がないと思われていますが、実は手術以外にも方法はたくさんあります。「歳だから…」といった理由で諦める必要はありません。ご自身にあった改善方法を一緒に探していきましょう。
当院の施術例
- ご利用者さま
- 56歳 女性(オランダ在住)
- カウンセリング内容
- 5年くらい前から歩くのも困難な状態でしたが、手術が嫌で薬でごまかして生活をしておられました。1ヶ月間、日本に帰国する機会があり当院へいらっしゃいました。
- 施術内容
- 足の指・足首・膝・太もも・肩甲骨・首を調整し、痛みは10→6へ。内臓調整後に6→2変化しました。長年足をかばいながらの生活をしていたため、全身が硬くなり体液循環がとても悪くなっていました。夏でも長袖を着るくらい体温も低い状態です。オランダへ戻る日まで週に2回の施術を継続し、痛みは10→0になりました。お子さんと公園で一緒に遊べる!走れる!とすごく嬉しそうにされていたのがとても印象に残っています。余談ですが、オランダには整体という概念がないそうで、痛い=病院=手術となるそうです。